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ムツゴロウジャンプ 第13部

皆さん、お待たせいたしました。ムツゴロウジャンプ 第13部です。

今回も色と文字の大きさをわけてお送りします。


ピーター:「お送りしますって、テレビ番組じゃないだろ」

ハンドル:「……じゃあどう言おうか?」

ピーター:「そうだな……」

麻友:「2人の話が長くなりそうなので、皆さんは本編をどうぞ」





「半戸!よせ!正気に戻れ!」
おいらは叫んだ。

だが、半戸はついに手に持った鋏を麻友めがけて振り下ろそうとした。

その時、黒い影がおいらの横をすり抜けたかと思うと、半戸に体当たりした。

半戸はバランスを崩して鋏を取り落としたが、半戸に体当たりした人影もその場に倒れ込んでしまった。

「音美!寝てたんじゃないのか?」
おいらは言った。

「ピーターの大声を聞いて……何とか起きたのよ。……でも……もう限界だわ。……ピーター……麻友を守って……」
音美はそう言うと、再び意識を失ってしまった。

そんな無茶な……と思ったが、そうも言っていられないようだ。

半戸は明らかに何かに操られているようだし、音美とラッキーが意識を失っているのでは麻友を守れるのは確かにおいらだけだ。

おいらは半戸が拾おうとした鋏を口にくわえた。

半戸は虚ろな目でおいらの方を見ると、ゆっくりとこちらに手を伸ばしてくる。

鋏を渡してたまるか!

おいらは半戸の手を潜り抜けると、廊下に飛び出した。

半戸は無表情のままでおいらの方にゆっくりと歩いてくる。

半戸が走らないのなら逃げ続けることは可能だ。……行き止まりさえなければの話だが……

「しまった!」

おいらはうっかりして窓がなく出口が一カ所にしかない部屋に入ってしまったのだ。

半戸は既に部屋の前に来ていた。

仕方がない。ここは部屋の中にあるものを利用して半戸をかわすしかないようだ。

部屋の中にあるのは……薬品棚ばっかりだな。

おいらは取りあえず棚の1つに駆けあがった。

棚の下にやって来た半戸はおいらの方を見上げた。

そして半戸は棚の横に移動する。

次の瞬間、半戸は棚と壁の隙間に自分の手をねじ込むと、力任せに棚を引き倒そうとしたのだ。

「な、なんちゅうことを!お、おい!よせ!」

鋏1つ取るために棚を引き倒そうとするとはめちゃくちゃすぎる!

とうとう棚は倒れ始めた。

おいらはとっさに天井からぶら下がっている蛍光灯に飛びついた。

倒れる棚からは薬瓶が次々に落ちて割れたが、おいらにはそれを気にする余裕はなかった。

ものすごい音を立てて棚は倒れた時、大きな音が苦手なおいらは耳がキンとなってしまった。

そのせいでおいらは一瞬隙を作ってしまった。

ぶちっという何かがちぎれる音がした。

なんということか、倒れた棚の上に乗った半戸がおいらを捕まえるために蛍光灯を天井から引きちぎったのだ。

おいらは半戸に首根っこをつかまれてしまった。

「だーっ!放せ放せ放せ!鋏は絶対に渡さないぞ!放せったら……うぉあたっ!」

急に半戸が手を放したのでおいらはそのまま床に激突……しそうになったが、足で着地することができた。

足で着地ができなければ猫として生きていけない。

「おい!半戸!もう怒ったぞ!いい加減に正気に戻らないと……あ、あれ?」

半戸は青ざめた顔をして震えている。

その理由はすぐに分かった。

薬瓶が割れてくだけちった所からうっすらと煙が上がっていたのだ。

煙の色は赤いようで青く、おいら達をこの時代に連れて来た煙と似ているような似ていないような変な感じがした。

しかし何にしろ半戸が立ち止まっている今がチャンスだ。

おいらは部屋から飛び出した。

そしてぎょっとして半戸同様に立ち止まることになった。





麻友:「ふう、何とか私は無事見たい。だけどまた何かややこしいことになっちゃったね」

ハンドル:「お送りします以外だと何て言えばいいかな?」

ピーター:「むう……。むずかしいな……」

麻友:「2人ともまだその話してたの?……まあいいや、それでは皆さん、次回をお楽しみに……」

……かさこそ……

ハンドル:「あっ、ゴキブリ!」

ピーター:「よし!捕まえてやる!……あっ、麻友の方に飛んで行った!」

麻友:「いやああああああああ!!!!ゴキブリなんて大っきらい!!」
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