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ムツゴロウジャンプ 第20部

どうも、ハンドルです。

初めに皆さんにお詫びしなければならないことがあります。

以前投稿したブログでDJをやってみます 第3回で僕は「『ムツゴロウジャンプ』は現在第10部まで進んでいるので、できれば後10部以内(合計で20部以内)までで完結させようと思っております。」と書いたのですが、『ムツゴロウジャンプ』は当初予定していた以上の大長編になってしまい、今回の更新で完結させることはできませんでしたm(__)m

ストーリー自体は佳境に入っているので、もうすぐ完結させられるとは思うのですが、具体的に後何部で完結かはまだ見通しが立っておりません。

「まだ完結しないの~?」とお思いの方は多いとは思いますが、どうかご了承くださいm(__)m

それでは、『ムツゴロウジャンプ 第20部』本編をどうぞ






音美は徹也を追いかけたくなさそうだった。……ということは、麻友が呼んでもこっちに来てくれない可能性があるわけだ。

やっぱり徹也を連れていこう。徹也の方から行けばさすがに音美も逃げ出したりはするまい。

おいらはそう思い、麻友に声をかけた。

「麻友、やっぱり音美を連れて来るのはよそう。こっちから話を聞きに行く方がいいだろうからさ」

「え~。さっきと言ってることが違うじゃん」
麻友はぶすくれてこっちに戻ってくる。



目の前がかすんでくる。

起きているのもそろそろ限界か……。

「……ちっ!もう少しこっちに近づいてくれりゃあ狙い撃ちできたのに引き返しやがった」
男の声が聞こえる。

「もう1度戻ってくるわよ。その時を狙いなさい」
これは女の声だ。

……何とかしなければ……

麻友がこっちへ来る前に何とかして……危険を知らせなければ……



「徹也、音美ならひょっとするとミサワっていう人間のことを知っているかもしれないからちょっとだけ来てくれないか?」
おいらは言った。

「悪いけど、バスの時間があるから……」
徹也は腕時計を見る。

徹也の腕時計は9時20分を指していた。

ここからバス停までは人間なら歩いて5分ほどかかる。

徹也が乗ろうとしているのは9時30分に発車するバスか?

「そ、その時計進んでるんじゃないか?今は8時55分だぞ」
おいらは嘘をついた。

「えっ?」
徹也はもう1度時計を見る。

「何言ってるのピーター?今は……」
麻友は言いかける。

麻友、ちょっとくらいは空気を読んでくれよ……おいらは始めそう言いたかったが……

「8時40分だよ」

「本当かい?……それはまいったな」
徹也は時計を見直して言った。

……おいらは口から出まかせを言ったのだが、徹也の時計は本当に進んでいたのだった。それも40分も。

嘘から出た真とはまさにこのことだ。

「徹也さんは何時のバスに乗るの?」
麻友は聞いた。

「9時半のバスだよ」
徹也は言った。

「それじゃあまだ時間があるね。お姉ちゃんの話を聞いて言ってよ」
麻友は言った。

「……そうだなあ。そこまで言うんだったら……」
徹也は音美から話を聞くことを了承してくれた。

「やったあ。徹也さん、ありがとう。それじゃあ行こ」
麻友はそう言うと音美の家の方に向かって歩き出した。



「よし。今度こそ……」
男の声がする。

目の前がかすんでいて分からないが、男は再び銃を構えているのだろう。

「間違っても徹也を撃つんじゃないわよ。あいつをここで殺したが最後私達の計画は水の泡よ」
女の声だ。

「わーってるって」
……と男の声。

「集中しなさいよ!」
……と女の声。

俺の眠気はもう限界に近かった。

だけど……ここで眠ってしまうわけにはいかない。

麻友を助けなければ……

しっかりしろ、ラッキー!犬の力を発揮するんだ!

「ウ……ウ~……ワンッ!」



ラッキーが吠えている。

何かあったのだろうか?

そう思ったおいらは聞き耳を立ててみて驚いた。

音美とラッキーと虫籠に入っているスプラッター、それに起動していないヒューマノイドと意識のない半戸しかいないはずの家の中から別の誰かの声が聞こえて来たのだ。

「黙れ!このバカ犬!」

声はそう言っているようだった。

その時、おいらは家の窓の中に光る金属のようなものを見たような気がした。

そしてまた別の声が聞こえて来た。

「早く撃ちなさい!麻友に気付かれるわよ!」

おいらはぞっとした。

今の声からしてあの金属は……

「麻友!逃げろ!」
おいらは叫んだ。

「えっ?!」

麻友が振り返ったその瞬間、麻友の頭のすぐ近くを何かが横切った。

「あつっ!」
麻友は思わず右手で頭を押さえる。

「危ない!早くこっちへ!」

徹也は咄嗟に麻友の左手を引き、麻友を木の陰に隠した。

おいらも急いで木の陰に隠れる。

「麻友ちゃん、頭を見せて」
徹也はそう言って麻友の右手を少し持ち上げた。

おいらからも麻友の右手が少し見えたのだが、麻友の右手には赤いものがべったりと付いていた。

恐怖のあまり泣くこともできずにいる麻友に右手は絶対に見せられなかった。

「一体どうなってるんだ?……と、とにかくすぐに警察を呼んでここから逃げないと……」
徹也は携帯電話を取り出した。

だが……

「おい!警察に知らせるつもりならこっちを見てみろ!」

家の方を見て見ると、男が気絶した音美の頭に銃を突きつけていた。

「通報したらどうなるか分かっているだろうな?」
男は言った。

「徹也さん、携帯電話をしまって!お姉ちゃんが……お姉ちゃんが撃たれちゃうよ!」
麻友は懸命に徹也に訴える。

「だ、だけどこのままじゃ麻友が殺されるかもしれないんだぞ。何しろあいつらは……」
おいらはそう言いかけて慌てて黙った。

おそらくあいつらはスプラッターのボスである2人の男女なのだろう。そしてここに来た目的は麻友を殺してスプラッターを奪還することに違いなかった。

だけどそのことを言ったが最後、徹也にタイムスリップのことを話さなければならなくなるし、それにもし麻友がなぜ自分が狙われるのかを聞いてきたら……

「ピーター!今はお姉ちゃんやおじちゃんやラッキーを助けなきゃ!……徹也さん、早く携帯電話をしまってよ!」
麻友は目に涙をためている。

「……やむを得ない」
徹也は携帯電話を閉じてしまった。

「よし。全員そのままこっちへ来るんだ。言っておくが逃げて誰かに助けを求めようなんて考えるなよ。この辺りの道を別の誰かが通るまでは後30分はあるからな」
音美に銃を突きつけた男は言った。

……どうする?

このままあいつの言う通りに出て行ったら麻友が撃たれてしまうんじゃないか?

だが、言われた通りにしなければ……

「……なあ、どうする?」
おいらは自分で出せない答えを徹也に求めた。

「……ここは言われた通りにした方がよさそうだ」
徹也は言った。

「おい!早くしないか!この女がどうなってもいいのか?」
男は言った。

「……分かりました。でもその前にまずは銃を下ろしてもらえませんか?」
徹也は言った。

「いいだろう」
男はそう言って一旦銃を下ろす。

「……麻友ちゃん、僕の後ろに隠れてついてくるんだよ」
徹也は言った。

徹也は狙われているのは麻友だと気づいていたのだろうか?

徹也は両手を上げ、家に近づいた。

麻友は徹也に言われた通り、徹也の後ろに隠れるようにしてついて行く。

おいらは……情けないかもしれないがその後ろに隠れてついて行った。

「よし。そのまま家の中に入るんだ」
男は言った。

おいら達は言われた通りにする。

「ふん。随分手こずったわね。日下」
スプラッターを手に乗せた女が言った。

「音美を人質にしたのはいいアイデアだっただろう?ミサワさん」
日下と呼ばれた男は言った。

ミサワ?!

おいらも徹也も麻友も驚いて女の顔を見た。

ミサワというのはこの女の名前だったのか?!





麻友:「ちょ、ちょっとお!私まだピンチから脱してないじゃん」

ハンドル:「ごめんね。だけど物語も佳境だから盛り上がる展開にしないと……」

麻友:「だからって何で私ばっかりピンチになるの?!」

ハンドル:「君が無事に助かるかどうかが物語の鍵に……」

ピーター:「ハンドル、それくらいにしとけ。ネタバレになるぞ」

ハンドル:「おっと、そうだった」

麻友:「ちぇっ!また聞きそこなっちゃった」

ハンドル:「まあまあ。次回でいろいろなことが分かってくるからさ。次回の更新を待っていてくれよ」

麻友:「じゃあ早く更新してよ」

ハンドル:「分かったよ。できるだけ早く更新する」

ピーター:「それじゃあ皆、『ムツゴロウジャンプ 第21部』は見所満載の超展開に……まあ、ハンドルの文才だから超展開って言ってもたかが知れてるけど、楽しみにしていてくれ」

ハンドル:「……あのさあ、毎度のことながらそういう言い方されると傷つくんだけど……」

麻友:「まあまあ、ハンドルさん。そんなにむくれないで。それじゃあ皆、バイバーイm(__)m……間違った!こっちの顔文字(^O^)だった(汗)」
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