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ムツゴロウジャンプ 第12部

皆さん、大変長らくお待たせして申し訳ありませんm(__)m

予定より大幅に遅れてしまいましたが、ムツゴロウジャンプ 第12部です。

今回からはSS本編以外の部分は文字を色分けして見やすくしてみました。

……本当は今回の第12部は8月頭に更新したかったんですがリアル事情が……いいや、半分は僕の責任でもあるんですが……


ピーター:「だから平謝りはいいっちゅうねん!はよ始めえや!」

麻友:「ピーター、関西弁になってるよ(汗)」

ピーター:「……っと、うっかりして首輪の翻訳モードいじってしもたわ」

麻友:「ちゃんと直しておきなさいよ。……それでは皆さん、本編をどうぞ」





「前橋徹也さんですね。こちらへどうぞ」

受付嬢に案内され、僕は待合室に入った。

「三沢は今外出しておりますが、すぐに戻りますのでお待ちいただいてもよろしいでしょうか?」
受付嬢は言った。

「ええ。構いませんよ」
僕は言った。

受付嬢が出て行ったあと、僕の目は自然と時計の方に向いた。

僕は時間を気にして時計を見たわけではない。

待合室の壁にはいくつもの時計が置いてあって右を向いても左を向いても時計が目に入って来たのだ。

しかも部屋中にある時計が示している時間はものの見事にばらばらだ。

さらに針の進み方もおかしなものばかりだ。

ある時計の針は通常より速いスピードで回っており、別の時計の針は止まっているのかと思うほど遅く、さらには針が逆回転している時計もあった。

一体どうしてこんな変な時計ばかりをかけてあるのだろう?

僕がそう思っていると、待合室の外からドアを叩く音がした。

「大変お待たせいたしました。前橋徹也さんですね。私がここの責任者の三沢頼子です」
そう言って待合室に入って来たのは若い女性だった。

「始めまして。前橋といいます。今日はよろしくお願いします」
僕は言った。

「その包帯はどうされたんですか?」
三沢さんは聞いた。

「実はちょっとすりむいてしまって……」
僕は車にぶつかりそうになったことは伏せておくつもりだったのだが……

「ひょっとして車にぶつかりそうになってそれで怪我をされたんじゃ……?」
驚いたことに三沢さんは事故のことを知っていたのだ。

「確かにその通りですが……」
僕は三沢さんになぜ事故のことを知っているのかを聞こうかと思ったが……

ジリリリ!
ボン!
カッチコッチ!

部屋中の時計が一斉に鳴り出したのだ。

「うふふ。ちょうどいい時間になったわね。前橋さん、申し訳ないけどあなたの記憶を少し変えさせてもらうわよ」
三沢さんは言った。

「えっ?」
僕は三沢さんの言うことの意味がはじめ分からなかった。



夕方……

徹也を追いかけてバスに乗ってからなかなか帰って来ない半戸を音美も麻友も心配していた。

「半戸のおじちゃん遅いね。一体どうしたのかな?」
麻友は言った。

「バス停に行ってみるか?何か分かるかもしれないぞ」
おいらは言った。

「そうね。半戸さんがこのまま行方不明になってしまったら歴史的な大事件になってしまうわ」
音美は言った。

おいら達はバス停へ向かうべく外に出た。

半戸がひょっこりと戻って来たのはその時だった。

「あっ、おじちゃん!遅かったじゃない!心配してたんだよ!」
麻友はふくれっ面をした。

「ごめんごめん。徹也さんに追いつこうとしたんだけど、残念ながら見失っちゃってさ。探しまわったけど見つからなくて、帰りが遅くなっちゃったんだ」
半戸は左手で頭をかきながら言った。

「それじゃあ何も分からなかったの?」
音美は聞いた。

「ええ。残念ですが……」
半戸は言った。

「仕方がないわ。暗くなってきたし、徹也さんを探すのは明日にしましょう」
音美は言った。

「そうしよう。……腹も減ったし……」
おいらは言った。

「麻友ちゃん、遅くなったお詫びにどうぞ」
半戸は缶入りのオレンジジュースを麻友に手渡した。

「コーラの方がよかったのに……」
麻友はそう言いつつ、ジュースを受け取る。

「音美さんもどうぞ」
半戸は音美にもジュースを手渡す。

「ありがとう」
音美は素直にジュースを受け取った。

「おいらにも何かくれよ」
おいらは半戸に言った。

「それじゃあ……」
半戸はポケットからキャラメルを2つ取り出した。

「なんだ。キャラメルかよ……」
「いらないならいいよ。キャラメルは僕が食べるから」
「お、おいおい。そんなこと言わずにくれよ~」
「はいはい。ちゃんとラッキーと分けるんだぞ」
「ふえ~い」

ラッキーと分けろと半戸が言うのでおいらはキャラメルをその場で食べずにちゃんと家の中までくわえて行った。

ラッキーはキャラメルの1つをペロッと食べてしまった。

「早食いすると腹下すぞ」
おいらはラッキーに言った。

ラッキーは知らん顔をしている。

「さて、おいらも……」
おいらはキャラメルを食べようとして、ふとおかしなことに気付いた。

確か半戸は鉛筆を右手に持っていたし、右利きだったはずだ。

だけどさっき半戸は左手で頭をかいていた。

痒い所があってかくのなら、かく場所によっては効き手でない方をつかうこともあるかもしれないが、あの時の半戸は頭が痒いというわけではなさそうだった。

……まあいいや。まずはキャラメルを……

「あーっ!」

おいらのキャラメルはラッキーに食べられてしまっていたのだ。

「なんてことするんだ!おいらのキャラメル返せ!」
おいらは怒ったが、ラッキーは欠伸をしている。

犬は気持ちが落ち着かない時に欠伸をするというが、ラッキーのこの欠伸は明らかに眠いという欠伸だ。

「だーっ!人が……じゃない。猫が怒っているのに欠伸する奴もないもんだ!キャラメル返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ!!!!!!!!!!」

ラッキーはもう1度欠伸をすると、寝てしまった。

「おいこら!起きろ!」

おいらはラッキーの上に飛び乗り、爪を立てたがラッキーはいびきをかいている。

ここまで来ると呆れて怒る気にもなれなくなる。

そして腹を立てた分なおさら腹が減ってしまった。

仕方がないから音美にミートボールでも作ってもらおう。

おいらは音美のいる部屋に向かった。

音美は机にもたれて寝ているようだった。

「おーい。音美、ミートボールを作ってくれないかな?」
おいらは音美に声をかける。

だが、音美からは何の反応もない。

……おかしいな。ラッキーはともかく音美がこんな時間から爆睡しているなんて……

そしておいらは何気なく音美が持たれている机の上を見てみた。

机の上には蓋の開いた缶ジュースがあった。

あれはさっき半戸が音美に渡したジュースじゃないか?

そういえばラッキーが食べたキャラメルも半戸にもらったものだ。

「まさか……!」

嫌な予感がしたおいらは麻友のいる部屋に向かった。

麻友の部屋の戸は開いていた。

おいらの想像通り、麻友は蓋の開いた缶ジュースを自分の目の前に置いてすやすやと寝息を立てている。

そして麻友の後ろに立っている半戸を見たおいらの背筋は凍りついた。

半戸の目はまるで生気をなくしたかのように虚ろで焦点が合っていなかった。

半戸はどこかから取り出してきた鋏を持っていた。

「何してるんだ!半戸、よせ!」
おいらは叫んだ。

だが、半戸にはおいらの声が聞こえていないようだった。

半戸は手に持った鋏を振り上げる。

「危ないっ!麻友、起きてくれ!半戸、正気に戻れ!」





ピーター:「おいおい、大丈夫か?麻友が大ピンチじゃないか」

麻友:「ハンドルさん、私どうなっちゃうの?」

ハンドル:「それは……第13部にならないと分からないよ」

麻友:「ええええええええええ?!!!!そんなの作者として無責任じゃない!私の命が懸かってるんだよヽ(#`д´)ノ」

ハンドル:「麻友ちゃん、落ち着いて。大丈夫だよ。君は……」

ピーター:「おっとまずいぞ!麻友の大騒ぎを止めようとしてハンドルが次回のネタバレをしかねないから今日はこの辺で終わりにしよう。皆、第13部を楽しみに待っていてくれ。バイバーイ(^O^)」
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